日本リメディアルマッサージ協会

JRMA003

当会発足にあたり

 リメディアルマッサージは、一般的にオイルを使うオーストラリアの国民的マッサージです。日頃より安心して同国民に提供されており、顧客は、保険が使え、セラピストはもちろん資格業となります。セラピストになりたいと思えば、学べる場所は、豪州国内に点在しており、大学科目にもなっています。このように、セラピストは制度化されており、またサービスを提供となると、様々な許可が必要になります。

 そのオーストラリアが自然療法の先進国と言われる由縁は、多民族社会が形成されている中で、国民自体も多種多様であり、肌質、筋肉、考え方など様々あり、グローバル化された各国の施術法を受け入れて研究した経緯があります。世界中の文化的療法が共存する中で、オーストラリア独自に発展したヘルスケアの考え方が、リメディアルマッサージでもあります。

 リメディアルマッサージのセラピスト(施術者)は、世界各国で各分野のヘルスケア領域において従事しており、医療系であれば、病院から老人介護ホーム、スパやホテルで働く方もいれば、自営・開院やスポーツチームに所属する方もなどもいらっしゃいます。しかし、日国内で諸外国と同じようにリメディアルマッサージを行なうというのは、法的にも少しリスキーな様に感じます。施術工程や広告・告知によっては、日本独自の基準に則ることであり、民間療法の領域なれば医師法や薬事法、また「あはき法」制限されている場合に、顧客とセラピストの認識における差異が危険因子を招き、セラピストが処罰の対象となり得ます。

 日本国内におけるマッサージ業とは「あはき法」で制限されており、海外の進化する施術法を受け入れない独占主義概念もありましかしこれは、国内の保守層が個別の産業を守らなければならないという考え方であり、どの国にも見られることなのですが、先進国において言えばその産業の発展が遅れる要因となる訳です。しかし、苦難を乗り越えるから産業が発展するという考え方もあります。平成26年よりその代替的な考え方からなのか、日本国内においてリラクゼーション業なる存在ができました当時、大手リラクゼーション事業者が職業の選択・自由・安定の為、長年の苦労と知恵を出し合って作り出した訳なのですが、これは、シンプルに進化できるであり、リメディアルマッサージのセラピストにとっても良い機会なのではないかと思います。

 さて、オーストラリアの保険適応ができるリメディアルマッサージ・セラピストで言えば、同国の保険組合が指定した多岐に渡るマッサージに関わる学問を、各大学・専門学校で学位を修め、さらに保険組合が認定した人のみです。同国では、世界のマッサージ・施術法の資格や学位を一部か全てをトランスファー(移行)できる制度があります。但し、語学力(英語)はネイティブ並みか、それ以上に必要となるために簡単ではないかも知れませんが、学位の仕組みを利用した日本の理学療法士やマッサージ・指圧師なども、オーストラリアの健康保険が適用できる施術者として同国で活躍される方もいらっしゃいます。しかし、逆のパターンとして日本の資格などに海外で取得した資格をトランスファーできることは、運転免許以外にあまり聞いたことがありません。(探せば何かとあると思いますが)

 日本国内において言えば、オーストラリアのDploma以上のリメディアルマッサージ修了者であれば、「あはき法」に指定される内容にほぼ準拠しているか、それ以上であるので、高度なリラクゼーション施術者として十分に対応できます。しかし、国内向けにリメディアルマッサージ単体で人を治療をするマッサージの施術法として大々的に告知するのは、少々難義な気もします。その為、リメディアルマッサージやセラピーのスクールなどで医療行為として誤認を及ぼしかねない広告を用いて、受講者を募る行為などは、信用失墜行為に広がります。つまりネガティブな印象が世間に広がれば、利用者・受講者の全体減少に将来つながると言うことです。

 日本の辞書でRemedialは、【補習】や【治療】といった語訳が一般的となりますが、深く解読すると、ただ単に形容する言葉であり、日本語に訳すと広い意味を持ってます。確かに治療と言えば響きも良いのでしょうが、他にも、救済、矯正、復旧、修復、是正、再教育、などもあり、やはりマッサージ本来の考え方に立ち戻ると【改善・緩和】というのがしっくりくると思います。ちなみに英語でもKaizenという言葉があり、ビジネス用語として用いられることが多いので、常用語ではありませんが、日本語源であるKaizenはアドバンテージのある認識です。リメディアルを治療と訳して、リメディアルマッサージ・セラピー単体の認識を治療法というのは、大概の消費者に誤認を招く恐れがあるのでおススメしません。改善・緩和を促すものとして、Remedial Massageであれば十分に機能すると考えられます。

 その為、会においていえば、日本国内に向けた標準化や透明性の開かれた組織としての研究と発展を目指すことになるでしょうまた、日本国内におけるオーストラリアのRemedial Massageを基本として推奨する施術は、強い痛みなどなく、肌にも安心できるオイルを使った安全な手技(場合により不要)のみです。安全なリラクゼーションを基本とした考え方であり、手技・腕技のみを使用した上で、スラスト施術禁止、適切な施術時間の推奨などもあげられます。またオーストラリアにおけるRemedial Massage の治療的な施術行為があれば、日本国内では一切省く事です。

 本来、移民国家であるオーストラリアの Remedial Massage にも、他民族が集まり常に発展と向上するという考え方があります。当協会においても、各国の学術論文や実技など参考にして、さらなる進化した日本式健康・美容・リラクゼーション安全に国内独自の成長を遂げるべく研究してまいりますため、ご賛同を頂ける方がいれば、是非ご連絡ください。

 ちなみに現在の施術法は、顧客自身がまるで夢の中で癒される感覚を作り出します。JR川崎駅より徒歩8分の場所にRemedycure-リメディキュアという当会認定のトリートメントを体感できるリアルサイトを用意しておりますので、ご予約の上、是非ともお立ちよりください。

当会ができること(案)

海外資格保持者への国内向けアドバイス
推奨する安全手業の講習
当会からの公式な認定
当会認定インストラクター育成
法的権利保護

などなど更新予定

所在地

日本リメディアルマッサージ協会
〒212-0012 神奈川県川崎市幸区中幸町3丁目12 Remedycure内

代表理事 伊藤 まこと

その当時、ベルシステム24、デル、マイクロソフト、ソフトバンクなど企業職を重ね、IT/通信を専門とするビジネスマンの傍らで、世界中の「生きている人が幸せになる」と言うことは「レジャー・仕事・健康のバランス」が、人生とより密接になってくると思いふけっていた。ふとタイマッサージが気になり泰国を訪れた時に、健康への関心が高まり渡豪へ。英語圏であり移民国家という多人種が集まるフィールドでのコミュニケーションを通じ、勉学と様々なスキル向上に励み、東洋療法、指圧、マッサージ療法を用いたビジネス展開に至った。現在はオーストラリアのリメディアルマッサージから考案したオリジナルの施術法を提供するリメディキュアサロンをサポート中。

出身校:
シドニーミルトンカレッジ語学専門校 修了 (Sydney Milton College)
オーストラリア マッコーリー大学 医学部入学 (Macquarie University)
オーストラリア東洋医学校 卒業 (ACEMedicine)
セントラルクイーンズランド大学大学院 修了 (Central Queensland University)

ビジネス&マーケティング(修士号)
指圧&東洋医学
リメディアルマッサージ
プロダクトデザイン
語学講師(日本語・英語)

各種:
オーストラリア東洋理学療法士
オーストラリア自然療法士協会 メンバーA
オーストラリア補完医療従事者評議会 メンバー
唯心館 杉野道場 顧問
セントラルクイーンズランド大学日本同窓会 理事
日本リメディアルマッサージ協会 発起人
リメディキュア TOKYO(プロデューサー)
ビジネス&マーケティングコンサルティング

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ご相談・お問い合わせは『リメディキュア』よりリメディアルマッサージ協会あてにご連絡ください。